バロック期の音楽家や初期のジャズミュージシャン達が過ごしたであろう蝋燭の灯りでピアノを弾く夜。そんな情景を体感すべく不定期に開催しているキャンドルナイトですが今回は2018年も暮れの最終週、JazzPianoLiveを終えてから12月28日までの開催となりました。題して”CANDLE NIGHT end of year 2018”。過去にも記事にしたことがあるのですがいつも急遽開催&短期終了という一風変わった企画ですので知らぬ間に?ということも。ということで久し振りの掲載となりますが薄暗い空間でピアノを弾くという一見効率のよくないこの企画には興味深い発見があるんです。
いつもより弾きにくいはずなのによく弾けている?五感が研ぎ澄まされ思考の流れがいつもとちょっとだけ違うような感覚。得てしてそんなことがおこるんですね。もちろん練習を始めたばかりの曲では難しいですから明るい部屋で丁寧に楽譜を確認しましょう。鍵盤に手を乗せればとりあえず音は鳴る。ピアノという楽器故の落とし穴に注意しながら”感じること”の大切さを改めて体感していただけたことと思います。少数派?ではありますがこの企画をディープに支持され”いつもはお昼にしてるレッスン枠を開催中だけ夜に変更”という方も。
キャンドルには1/fゆらぎ?マイナスイオン??などリラックス効果もあるようですので難しいことは考えずいつもとちょっぴり違う教室を楽しんでいただければと思います。火の元と酸素濃度には細心の注意を払いながら次回は年号の変わる頃でしょうか?開催中はもちろん通常の照明でも大丈夫ですのでご希望の方は「キャンドルナイトで」とお申し付けください。
- Candle Nightは日没後のレッスン枠でご利用いただける無料企画です
この記事は2024年1月のウェブサイトリニューアル以前のものです。旧サイトからの移行に際して必要な修正を加えましたが文章はあえてそのままにして当時の面影を残しました。少々見辛い部分もありますが読みやすくなるよう少しづつ整えていこうと思います。