教室ではご希望に応じてレッスンの節目にレコーディング( iReco+ )を行いますがピアノは他の楽器との相性も抜群。楽器を演奏するお友達を交えてアンサンブルへ発展!なんてこともしばしばですが2016年の10月はちょっと変わったレコーディングがありましたのでご紹介します。結婚30年の記念日に旦那さんへ贈るアルバムをつくるべく密かにレコーディングを重ねてきたSさんですが、5曲のうち1曲だけは学生時代の友人とアンサンブルしてみたいということになりました。バイオリンのアレンジは教室で作らせていただきましたが講師はバイオリンを弾けませんので楽器の音域や特性を確認したうえで弾いているところをイメージしながら。

それこそピアノを前にエアバイオリンという状態で楽譜にするのですがこの感じは正に DTM の打ち込み作業と同じですね。お二人で一緒に演奏するのも初めてということで記念すべきレコーディングになりましたが、予め友人Kさんにお渡ししていた楽譜を細やかになぞってきていただいたので数テイクで録音完了。ピアノに心地よくバイオリンが溶け込む “Moon River” が完成しました。J-POPから懐かしの映画音楽まで、多彩な選曲のアルバムも吹き込みを終えましたので残すは盤面印刷とジャケットですがそこは娘さんにバトンタッチ。ご家族の想いが詰まった世界にたった1枚のアルバムになりますね。

Kさんのバイオリンと!さずが息の合った同級生(写真左)
録れた音源を聴きながら次のテイクへ向け作戦会議(写真右)

それにしても素敵なサプライズだなぁ~なんて記事を書きながら思わずつぶやいたりして。録音を終え「こんなに練習したのは初めてかもしれない」と感想をいただきましたがこうして期日があり聴いてくれる人がいるというのはピアノの演奏をより深めるよい機会にもなりますからこのサプライズを通してたくさんの音楽経験に触れていただけたことと思います。来年は別件でS&Kの1stアルバム制作という企画も?!夢が膨らみます。

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この記事は2024年1月のウェブサイトリニューアル以前のものです。旧サイトからの移行に際して必要な修正を加えましたが文章はあえてそのままにして当時の面影を残しました。少々見辛い部分もありますが読みやすくなるよう少しづつ整えていこうと思います。