秋晴れの気持ちよい11月の日曜日。すっかり暮れの風物詩的イベントとなりました恒例ジャズピアノライブを開催、毎年このライブで年の瀬の訪れを感じるという方も多いのだとか?!ご家族やお友達を交えてグラスを傾けながらジャズを楽しむ和やかなステージは今年も大勢のお客さんにお越しいただき大盛況のうちに幕を閉じました。出会いあり語らいあり、音楽のある楽しいひと時の裏で出演者の皆さんはなんとも言えない緊張感を経験されることと思います。「今日が1年で一番緊張する日」という声もあるほどですが終わってみると達成感や演奏するよろこび、たくさんの発見に加えて“楽しい”という想いが芽生えるから不思議ですね。
今日のステージへ向けてお客さんの前で演奏するためにつくり込んだ曲。ここでの演奏で用いたフレーズやボイシング、様々なアレンジの手法は他の曲へ応用しながらレパートリーを増やしていくことができますからジャスを演奏するうえでの宝物、夢が膨らみます。今年も無事にステージを終えましたが昨今いろんなことがおこる世の中、こうして音楽を楽しむことができるのは何より幸せなことなのかもしれません。なんて12月25日に記事を書いているせいかしんみりしてしまいましたが、新たな1年も楽しみながら音を磨いて来年も皆さんと素敵なひと時を過ごせればと思います。
お仕事などで忙しい方も多い大人のピアノ教室。時にはステージへ向けて練習を進めていたのに欠席を余儀なくされることも。ということで今年は教室でのリハーサル時に録音するStudioRecordingを緊急開催。残念ながら出演できなかった方々による3曲を吹き込みました。せっかく仕上げた演奏だからとやってはみたもののよく録れるので逆に緊張するとかしないとか。。。掲載音源はジャズピアノ歴1年ほどの男性陣をフィーチャー、雰囲気でてますよ!
当日演奏した曲 全11曲(3ステージ)
- MOANIN’
- TAKE THE “A” TRAIN
- THE DAYS OF WINE AND ROSES
- LUPIN THE THIRD
- FLY ME TO THE MOON
- HOW HIGH THE MOON
- BESAME MUCHO
- BYE BYE BLACKBIRD
- EDELWEISS
- TO LOVE AGAIN
- IF I WERE A BELL
(B) Masami Horiguchi (Dr) Atsushi Kibe
ステージの様子 音源をランダムに抜粋
ライブ感を重視した録音のため雑音もご愛嬌!?
掲載音源はウェブ用に加工したもので音質に多少の劣化があります。
当日のチラシより
ジャズの世界で “トリオ”といえばピアノ・ベース・ドラム によるピアノトリオ。
メロディー・ハーモニー・リズムという音楽の3要素を1人で奏でることのできるピアノに
2人のリズムセクションが交わり繰り広げられる緊張感に満ちたサウンドが魅力です。3人で生み出す瞬間芸術。今日はどんな演奏が生まれるのでしょう?
「トリオで演る。」ジャズピアノの醍醐味がそこにあります。メロディーとコードしか書かれていないB5用紙1枚ほどの楽譜から演奏を組み立てるジャズの世界。
シンプルな原曲のメロディーはそのままだと雰囲気が出ないし・・・
表記どおりのコードは響きが幼稚でいまいち・・・。そんなスタンダードナンバーの楽譜はきっと5分もあればなぞれる簡素なもの。
シンプル故に「創り込む楽しみ」があり「産みの苦悩」も持ち併せます。
イメージを膨らませ音にしていく素晴らしき冒険旅行・・・
“曲”という題材から広がるピアノの楽しみは尽きません。ジャズというと、なんとなく敷き居の高いものに感じられることもありますが
一部省略
グラスでも傾けながら(オイオイ プラスチックじゃん)
音楽のある素敵なひと時を、リラックスしてお楽しみください。
トリオ
3人での演奏を指しますがジャズの世界では一般的にピアノトリオをイメージします
コード
すべての音楽に不可欠な和音をアルファベットと数字で表記した演奏の道しるべ
スタンダードナンバー
ジャズプレイヤーに好んで演奏されてきた曲を指し1950年・60年・70年・・・など、
年代ごとの流行や国による趣向の違いがあります
この記事は2024年1月のウェブサイトリニューアル以前のものです。旧サイトからの移行に際して必要な修正を加えましたが文章はあえてそのままにして当時の面影を残しました。少々見辛い部分もありますが読みやすくなるよう少しづつ整えていこうと思います。