春の訪れが待ち遠しい2013年3月。毎回 様々な趣旨を設けて開くPianightですが、今回はライトアップした梅の木を眺めながら、ピアノを愉しむ大人の集う隠れ家の夜?というちょっと風変わりな春の恒例イベント「夜梅の会」を開催・・・なかなか読み方が定着しませんが「やばい」と読ませてください。和やかな雰囲気のなかショートセミナーにはじまり、弾き方の癖をデジタル化してレクチャーするという初企画?ピアノの身体測定を経て抽選会へ。せっかくの機会なのでちょっと勇気を出して人前での演奏に挑戦!という方も。素敵なピアノの調べをBGMにキャンドルの揺れる教室を囲むように咲く紅白4本の梅の木に囲まれながら美味しいお酒をいただくなんて、なんだかちょっぴり特別な週末のひと時となりました。年齢性別、お仕事や住まいも様々な皆さんですが、だからこそ意外な会話の広がりや面白い発見もあったりして・・・自然と話に花が咲くから不思議ですね。今夜はまだすこし肌寒いですがこれからは日を追うごとに暖かくなる頃、ひと足お先に春を感じながら楽しい夜は深まります。

特設ULS(Umenoki Lighting System)を照射(写真左)
初企画ピアノの身体測定!思わず覗きこんでしまいます(写真右)
梅を眺めながら語らうその横では素敵なBGMを(写真左)
夜の深まりとともに話にも花が咲きます(写真右)
お疲れさまでした!珍しくメンズの多い会に?

今回のショートセミナーではシンプルにアレンジされた完成譜を題材に「上手に聴かせるコツ」についてレクチャーしました。何も気にせずに楽譜をなぞることと弾き手の意図が織り込まれた演奏の違いを実践しましたが、シンプルなアレンジのなかにもこんなに弾きどころがあるなんてビックリですね。決して難しいアレンジがよい演奏とイコールではありませんので、1曲1曲を深く弾き込みながらすこしずつ幅を広げていくことが大切です。ほんと鍵盤なんて箸で押してもシャモジで叩いても音が鳴るのになぁ・・・そんな奥深さに触れながらピアノの楽しさを再発見していただけたことと思います。

この記事について

この記事は2024年1月のウェブサイトリニューアル以前のものです。旧サイトからの移行に際して必要な修正を加えましたが文章はあえてそのままにして当時の面影を残しました。少々見辛い部分もありますが読みやすくなるよう少しづつ整えていこうと思います。