2016年も秋の頃。芸術の季節ということでこの時期はお問い合わせも多くいただきますが、なかでも目立ったご質問が「60歳を過ぎてはじめる方なんていますか?」というもの。数名の方から同じ声が届きましたので記事にしてご案内しますが質問の答えはずばり “多くいらっしゃいますのでご心配なく” です。経験があることはもちろんプラスですが初めてのピアノはきっと驚きと発見の連続ですから60年間とっておいたピアノの楽しみが今からスタートすると思うと夢が広がりますね。でもストイックな基本練習は大変そう、、そこは大人のポピュラーピアノ。コードからつくるシンプルな伴奏付けは他の曲にも応用してレパートリーを広げたり、時には講師が個々の技術内で弾けて雰囲気もあるオリジナルの楽譜を作成したり、より深い演奏のために大切な基本練習も馴染み深いポップスを通して身に付けるスタイルです。時期も同じく9月、仕上がった演奏をレコーディングされた大先輩60代のYさんFさん。教室ではご希望に応じて演奏を録音( iReco+ )することがありますが、ミスをせずニュアンスも織り込みつつというポイントを狙うと ”おかしいな家では弾けたのに” そんなハプニングがおこるのもレコーディングならでは。この機会を通してより深いピアノの楽しみに触れていただけたことと思います。

初レコーディング!弾き語りで挑戦です(写真左)
録れたテイクを確認しながらディスカッション(写真右)
play_circle_filled
pause_circle_filled
Yさん/ 遠くへ行きたい
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
Fさん/ 慕情
volume_down
volume_up
volume_off

完成したCDは今の音を切り取った作品ですから聴けば聴くほどイメージも湧きより深いポイントに気付くものですが、どんなに経験の長い方でもピアノに触れていると新たな発見があるもの。深い世界ゆえにいつになっても新鮮であり尽きない楽しみ、これだからピアノはやめられません。

  • 掲載音源はウェブ用に加工したもので音質に多少の劣化があります
  • iReco+(無料サービス)はご本人の了承を得て一部の音源を掲載しています
  • コード=3つまたは4つの音からなる和音を楽譜上にコードネームとして記してあります
この記事について

この記事は2024年1月のウェブサイトリニューアル以前のものです。旧サイトからの移行に際して必要な修正を加えましたが文章はあえてそのままにして当時の面影を残しました。少々見辛い部分もありますが読みやすくなるよう少しづつ整えていこうと思います。